尾州竹林派


1:真理さん
68.167.71.219(h-68-167-71-219.nycmny83.covad.net)
尾州竹林派の射は会の時に弓手のひじを曲げ力を溜め、離れの時に押し出すのですか?通っている道場は指導者が不在なので、本物(?)の射を見たことがありません。
以前は弓道教法に則った基礎を教わってきたので混乱中であります。
初心者ですが皆さんいろいろ教えてください。よろしくお願いします
2:愚か者さん
218.47.94.9(i094009.ap.plala.or.jp)
以前大会で、そのような射をしている人を見たことがあるのですが、その流派の人だったのですかね?
自分も興味でその人の真似をしてみたのですが、1本目は矢勢良く飛んだのですが、2本目は矢が斜めに飛んでいきました・・・。それ以来、知人に「腕を壊すからやめたほうがいい」と言われやってはいないのですが。
3:弓さん
210.136.161.136(proxy208.docomo.ne.jp)
真剣に知りたいのでしたら流派の方に聞くべき事だと思います。 流派以外の方も知ってるかもしれませんが不確定すぎますから。 後、見よう見まねでするのはよくないですね。
4:真理さん
68.167.68.102(h-68-167-68-102.nycmny83.covad.net)
お返事ありがとうございます。
読者の方々の中に尾州竹林派の方あるいはその実際の射を見られた方がいらっしゃるかなと思って書いてみたのですが。肘を曲げて力を溜めろといわれると、へんな所に力が入りギクシャクしてしまいましたので、初心者の段階で変な癖がついてしまいそうで只今かなり心配なのです。
また教えてください!
5:深翠さん
220.37.84.86(yahoobb220037084086.bbtec.net)
他の流派の先生方にも引き分けで弓手の肘を少し曲げ、会で押しているかのを見かけます。

私の所属する道場に尾州竹林派の先生がいるので時々指導を受ける事があります。

けれども、弓手を少し曲げて引けとは指導されていません。

私の経験からですが、大三から引き分けて来る際に極端に弓手を押すと弓手の肩に力が入り肩が上がってしまいます。
これを嫌い引き分けで弓手の肘を少し曲げる事で弓手の肩の力が抜け、肩が下がり縦横の伸びを出しやすくする為ではないでしょうか?
6:壬生狼さん
210.169.193.224(wgp5proxy11.skyweb.jp-c.ne.jp)
会で弓手の肘を曲げるという事実はまったくありません。尾州竹林の先生方の射はむしろ肘から先が上に曲がっているように見えますが、肘を曲げているわけではないです。尾州竹林を実際に見るには、名古屋の市営道場でたいていの場合見れますし、先生もいます。興味があれば行ってください。
7:AKIRAさん
220.96.186.164(p17164-ipadfx01maru.tokyo.ocn.ne.jp)
2年前まで、名古屋の大学で弓道をしていたので遅いレスですが尾州竹林の事のようですので少し・・・(苦笑)
問題の弓手の肘を少し曲げて溜めを作り、離れで押し出すものですが、尾州竹林の技術の一つで「えんび」(漢字を忘れてしまいましたが・・・)と、言うもののはずです。
ですが、実際に習う場合にこの技術を教わることはかなり少ないと思います。
私自身、大学の間に的中の為に先生に頼んで技術を習ったのですがいわゆる「あて射」になりました。
技術として身につくか、妙な癖として身につくかが、学生の間のように限られた期間での弓道では正射を目指そうとする上ではバクチとも言えるので、私の大学では指導には盛り込みませんでした。
参考までに・・・
8:ぽんさん
210.153.84.201(proxy109.docomo.ne.jp)
えんびは、猿臂と書くと思います。押し手の肘に豆ひとつ分の余裕を持たせ、つっぱらない感じを教えていると聞いてます。
9:あ射手っ!!さん
210.136.161.226(proxy314.docomo.ne.jp)
自分は尾州竹林ではなく、小笠原に近い無流派ですが、豆一つ分の余裕を持たせて引くのは昔からやってますよ。肘を伸ばすと弓力が肩まで伝わりやすく、肩が負けてしまいやすいため…という解釈でやってます。ただ、自分は他人には分からない程度のわずかなものですが、尾州竹林の方は目に見える程度なのでしょうか?
まだ学生なので無流派ですが、本多流や、日置流に近い正面の流派の先生にも豆一つ分の余裕は教わったことがありますよ?
10:ぽんさん
210.153.84.233(proxy123.docomo.ne.jp)
本多流は、尾州竹林派を学ばれた本多利実先生の射法を門下の方々が名付けたと聞いてます。大きな特徴は斜面打起しを正面打起しに変えたことです。本多流は正面に打起しますが、射の根本は尾州竹林派なので押し手の肘に豆一粒の余裕をもたせる教えが残っていると思います。正面打起しとなっても、日置流の教えは伝えられています。
11:ぽんさん
210.153.84.235(proxy125.docomo.ne.jp)
猿が口に藤蔓の一端をくわえ、他の一端を左手に持って、木の枝を矢のようにして藤蔓に番えて放ち飛ばしたという故事にならい、曲がっている左手の肘が離れるときに伸びることをいうのである。左腕が延びきってしまえば、離れに際してさらに延びる余裕がなく、逆に縮む結果となる。これは「満つれば欠ける」の道理である。したがって、肘に少しの余裕を残して(骨を残す)引分け、会の詰合において延びを利かせ、さらに離れのとき、その反動で爆発的に延びて矢を真っ直ぐに、強く発するという射法です。ご参考にしてください。
12:あ射手っ!!さん
210.136.161.232(proxy320.docomo.ne.jp)
>ぽんさん
本多流は日置から発展したんでしたね。忘れてました。(;^_^A でも、それなら説明がつきますね。
えんびにはそんな由来があったんですか?おもしろいですね。参考になります。
13:ぽんさん
210.153.84.227(proxy117.docomo.ne.jp)
〉あ射手っ!さん
感想ありがとうこの故事は、尾州竹林の魚住文衛先生が「現代弓道講座」に寄稿されています。私は印西派ですが、他の日置流各派の文献は大変参考になります。例えば、印西派では紅葉重ねというのは手の内の整え方をいいますが、他の派では全く違う教えだったりします。流派が分かれて450年の間、色々ありそうですね。

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