小離れ大離れ


1:まやばしさん
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正しい伸合いから自然に離れがでると、勝手の開きはどうなるのですか?肘で張っているわけなので、正確に離れると勝手は動かず、それほど開かないはず…。昔日置の教えで小離れが正しく、離れたときに親指が耳たぶの方を向かないといけないとある。大きくて鋭く、力強い軽い離れとはある程度は故意的にしないとできないと思うのですが、無意識のうちに離れる為の極意を誰か教えてください…m(__)m
2:葵使いさん
218.219.10.34(p034.net010.tnc.ne.jp)
そんなものがあったら自分にも教えてくださいm(_ _)m

小離れの射法や日置流は良く知りませんが、
現代大離れにおいては、妻手の伸びは
妻手のすべての部分を使って伸びているものだと思っています。

指導の際には手先引きになるのを防ぐために
肘で引けとか下筋を使えとか言われるわけですが、
肘から先も裏的側に伸びているとすると、
もちろん肘が支点になるので開く力によって
妻手は大離れの形になると言うことではないでしょうか。
これなら
>大きくて鋭く、力強い軽い離れ
にも矛盾しないと思うのですが、どうでしょう。
3:オニさん
211.5.7.235(aaproxy9.ezweb.ne.jp)
小離れ射法と大離れ射法は伸び方や離れ方が違うので、大離れのための伸び方をすれば自然な離れでも肘は大きく開きます。
岡崎弓具さんのホームページに離れの違いなどが書いてあります。勉強になりますよ。
4:まやばしさん
203.179.62.156(_)
なんとなく分かるようなきがしますが…。会の状態から離れるとき、大きく手先が開くためには、肘から下がらないと、手先は矢線上よりも上にいきますよね…。つまり会のときに妻手を後ろに張っている方向と離れを出すために肘を下げる力は別になりませんか?それとも勝手の肘は最初からその方向にするんですかね?そうなると押手の方向もまた難しくなりますね…
5:JPさん
43.235.244.157(usen-43x235x244x157.ap-usen.usen.ad.jp)
僕も師範が日置流を学んでるせいか、小離れが正しく、離れたときに親指が耳たぶの方を向かないといけないと習いましたよ。大離れってのは、日本弓道連盟が審査をやる上で見た目を重視するためだ、とも。昔の審査(20〜30年前)では小離れが主流だったとか。
またそれとは別に、会の形での妻手の肘の位置は右肩から10cm(正確には1拳)下がった位置が正しいとも。なぜなら大三と会では妻手の形は変わらないのが望ましいから。大三において、肩から肘までの高さが10cm、肘から手首までの高さが10cm。すると会で手首を肩の1拳上に持ってくれば当然前述のようになるというわけです。わかりますか?
個人的には、肘は肩から1拳下、1拳後ろに入れるのが気に入ってます。その時が一番離れが矢筋方向に出るから。そう、肘を支点に妻手の親指が直線を描く感じ。もちろん肩が抜けないようにするのが最低条件ですが。あくまで個人的な見解です。あしからず…。
6:あすまさん
172.188.107.243(acbc6bf3.ipt.aol.com)
会で右肘を斜め後下方向に張っていくので、離れでは右肘は拳一つ分くらい下がり右拳は矢筋方向に離れていきます。
会で張っているのと離れで肘が下がるのは同じ力です。あくまで会の力の延長上で肘が下がります。
また会で肘から拳にかけての腕の外側(特に中指から小指のライン)が張ります。(特に三つカケの場合)この張りがあって離れで反発力で大きく離れる形になります。
弓を始めてから大離れなので小離れは分かりませんが、もし今「小離れをしてみろ」と言われたら右腕をガチガチに固めてでないとできないと私にはできません。
ですから個人的には小離れは不自然な離れだと思ってます。
7:斜面射手さん
210.232.30.34(ns1.pcy.mfnet.ne.jp)
故・稲垣源四郎先生の研究によると、離れの大小は
的中に影響しないそうです。矢が弦から離れたとき、
馬手はまだ会の状態にあるので、そこから大きく
馬手が動こうが、うごかまいが関係ないとのことです。
昔は大きく離れると軌道がずれると考えられて
いたそうですが、どうもそうではないようです。

理想なのは中離れですね。馬手肘がたわんだ形の
離れです。これが伸びてしまうと大離れですね。

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