■レビュー
【ボカ】高体連弓道専門部発行の高校生向け機関紙の第一号。全弓連の鈴木会長の学生時代(戦時中)の話から始まり、各地域の学校からの活動レポートと、高校生の現状が読める。現役高校生にとっては、他県・他校の文化が垣間見られ、目からうころかもしれない。気になる点をピックアップ。
- 会長のコメント:「格好悪いけど、こうなったときは必ず中る。」というのを活かす方法を考えることです。
- 北海道 江差高校:サッカーゴールも倒す風速300m の「たば風」直撃の安土
- 青森県:リンゴ箱2個置いてその上で行射
- 山形県 岡ア範士からの有意義な指導:多くの指導者たちの美的感覚でいじくり回されては、三年間という短い時間の中で生徒たちは結果を残す前に悩み続けて終わってしまう。
- 福島県 会津地区:降雪量が多く、ビニールハウスを部員たちで加工、武者窓の紹介。写真あり。
- 神奈川県 慶應義塾高校:「この部は理不尽である」で始まる生の声、文章のおもしろさと力強さ有り。
- 静岡県 小山高校:全校生徒が弓道と茶道を学ぶ(弓道は年間2回、50分×2)
- 愛知県 鶴城丘高校:文化祭で、古式歩射礼にとりくんだとのこと、また農業科協力で騎射もチャレンジ、これはうらやましい
- 滋賀県:井戸上先生がユガケの研究、手作り紹介。
- 京都府 舞鶴高専:高専情報を発信、そう、高専だよ。
- 大阪府 :大阪城弓道場の安土整備 全3日の工程を紹介
- 兵庫県 甲南女子:奉納だから一人600射会。
- 岡山県 芳泉高校:射場の前の基礎練習の紹介1〜9
- 広島県 文教女子大付属:郊外へ出て挨拶運動、上履きをそろえる袴の女子生徒の写真。
- 山口県 岩国総合高校:野立ち道場の工夫、野外に板を敷いて坐射の練習に励む、誠英高校 近場の弓道場で上段者の目で体配厳しく
- 徳島県 鳴門第一:常時ビデオ録画や再生が可能な環境にして自分の射を確認させている。
- 高知県:建築科の女子2名で的前審判用の屋根作成
- 長崎県 対馬高校:月1で地域清掃ボランティア活動
- 熊本県 秀岳館高校:「四本目を当てれば人生を変えることができる」という監督の言葉
- 鹿児島県:県総体は上位八チームの半日で実施する総当りリーグ戦(ハード!)
【ボカ】自校では普通だと思う弓道文化が実はかなりローカルなことだったりすることはよくあることで、そんな学校ならではの特色や、練習方法などが今後も掲載されることを期待!