射は進退周還(しんたいしゅうせん)必ず礼に中(あた)り、 内(うち)志(こころざし)正しく、 外(そと)体直(たいなお)くして、 然(しか)る後(のち)に弓矢を持(と)ること審固(しんこ)なり。 弓矢を持(と)ること審固(しんこ)にして、 然(しか)る後(のち)に以(も)って中(あた)ると言うべし。 これ以(も)って徳行(とくこう)を観(み)るべし。
射は仁(じん)の道なり。 射は正しきを己(おのれ)に求(もと)む。 己(おのれ)正しくして而(しこう)して後(のち)発(はっ)す。 発(はっ)して中(あた)らざるときは、 即(すなわ)ち己(おのれ)に勝つ者を怨(うら)みず。 反(かえ)ってこれを己(おのれ)に求(もと)むるのみ。
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