弓の名称


■弓の名称とは?

【デビ】ここでは弓の各部位の名称を紹介しています。

【セン】う〜〜〜ん、名称が多すぎて難しい。覚えきれないわ。

【ボカ】 弓の部位の名称は、色んな地域・流派で呼び名か変わっている物もあり、全部覚えるのは厄介。グラス弓・竹弓の共通の名称で、強調した文字になっている物は弓道教本にも載っているレベルなので覚えておいて損は無いぞ。節は最低目付節、矢摺節、下成節の3つくらいを覚えておくと良いぞ。


■弓と弦の基本部分

図:グラス弓[w:240,h:320]

  1. 末弭(うらはず)/上弭(うわはず)
  2. 上関板(うわせきいた)/額木(ひたいぎ)
  3. (は)/把(は)
  4. 藤頭(とがしら)
  5. 握り(にぎり)ユヅカ(ゆづか)/弓束(ゆづか)/弓(きゅうは)
  6. 下関板(しもせきいた)/関板(せきいた)
  7. 本弭(もとはず)/下弭(しもはず)
  8. 弦輪(つるわ)上仕掛(うわじかけ)/上関(うわぜき)/日輪(ひのわ)
  9. 上弦(うわづる)
  10. 中仕掛(なかじかけ)/中関(なかぜき)/手止節(てどまりぶし)
  11. 下弦(したづる)
  12. 弦輪(つるわ)下仕掛(したじかけ)/下関(したぜき)/月輪(つきのわ)

■成り(形)と、籐の名称

図:グラス弓[w:240,h:320]

  1. 姫反(ひめぞり)
  2. 鳥打(とりうち)
  3. 胴(どう)
  4. 大腰(おおごし)
  5. 小反(こぞり)/姫反(ひめぞり)/下姫反(しもひめぞり)/下小反(しもこぞり)
  6. 上切詰籐(かみきりつめどう)/鏑籐(かぶらどう)
  7. 飾籐(かざりどう)/匂籐(においどう)
  8. 矢摺籐(やずりどう)
  9. 握下籐(にぎりしたどう)/蟇目叩籐(ひきめたたきどう)
  10. 下切詰籐(したきりつめどう)/鏑籐(かぶらどう)

籐の数は最低3つ(6.上切詰籐、8.矢摺籐、10下切詰籐)の弓と、+2つの籐を追加した5つ(6.上切詰籐、7.飾籐、8.矢摺籐、9.握下籐、10.下切詰籐)の弓とがある。(それ以上もあるが基本的に2つずつ追加される)

矢摺籐の高さは弓道競技規則 第23条において「矢摺籐の長さは藤頭より6cm以上とする」と定められている。昇段の筆記審査に出る事もあるので覚えておこう。


■竹弓の節の名称

図:竹弓[w:240,h:320]

  1. 弭冠節(はずかむりぶし)/冠節(かむりぶし)
  2. 掛節(かけぶし)/鳥打節(とりうちぶし)
  3. 鳥肩節(とりかたぶし)/外目付節(そとめつけぶし
  4. 足付節(あしつけぶし)/手掛節(てかけぶし)
  5. 手下節(てしたぶし)/蟇目叩節(ひきめたたきぶし)
  6. 乙腰節(おとこしぶし)/折腰節(おりこしぶし)
  7. 引掛節(ひっかけぶし)/引起節(ひきおこしぶし)
  8. 姫反節(ひめぞりぶし)
  9. 上成節(うわなりぶし)/八幡節(はちまんぶし)
  10. 目付節(めつけぶし)/押取節(おっとりのふし)/袖摺節(そですりぶし)
  11. 矢摺節(やずりぶし)/握節(にぎりぶし)
  12. 下成節(したなりぶし)/矢爪節(やつめぶし)
  13. 小反節(こぞりぶし)/小腰節(こごしぶし)/引掛節(ひきかけぶし)

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